postfixとfmlでメーリングリスト

postfixで複数ドメインを使い、それぞれのドメインでfmlを利用した メーリングリストが動くようにした。

fmlのインストール

インストールはいつものようにapt-getでOK。

# apt-get install fml
# apt-get install fml-doc
# apt-get install lha
# apt-get install zip
メーリングリストを作るfmlとユーザーを作るのが望ましいが、今回は いつも使っているshiojiでメーリングリストのメンテナンスもする ことにした。
fmlをメンテナンスするにはlistグループに入る必要がある。

# adduser shioji list
あとはfmlの設定ということになるので、makefmlで新しいmlを作る。

$ makefml newml test-ml
これでtest-ml@shioji.jpのMLができる。
/var/spool/ml/test-ml/aliasesを/etc/aliasesに追加してnewaliasesをする。
# cat /var/spool/ml/test-ml/aliases >> /etc/aliases
# newaliases
ヘッダの変更などはmakefml config test-mlで行う。
ユーザの登録はmakefml add test-ml hogehoge@hoge.jpで。
ここまで設定したところで、mlがうまく動くか確認する。

バーチャルドメインでの運用

次にこのMLをtouya.jpのドメインで動かすようにする。

/var/spool/ml/test-ml/cfを編集。DOMAINをtouya.jpに変更し、 /var/spool/ml/test-ml/のディレクトリでmakeをしconfig.phを作る。

$ make config.ph
これでconfig.phが書き換えられ、 test-ml@shioji.jpにmailを送るとreply-toはtest-ml@touya.jpになる。

次にpostfixのバーチャルドメインの変更。
/etc/postfix/virtualを編集。
/etc/aliasesに追加したtest-ml、test-ml-ctlなどを追加し、それぞれ test-ml-touya、test-ml-ctl-touyaに配送するようにする。

test-ml@touya.jp        test-ml-touya
test-ml-ctl@touya.jp    test-ml-ctl-touya
postmap hash:/etc/postfix/virtualを実行し変化を反映。

次に/etc/aliasesを変更
test-ml: :include…となっているのを、virtualに追加した、 test-ml-touya: :include…に変更する。
おなじように追加されたtest-ml-ctlなども変更する。
すべて変更し終わったらnewaliases。

helpやconfirmなどのfileにはもともとのtest-ml@shioji.jpとなっているので、 こっちは適宜修正。

これでtest-ml@touya.jp宛でうまく配送できるかチェックする。